京都銀行はおまとめローンで使える?総量規制対象外で借り換えなら
最近では地方銀行もおまとめローンを提供するようになりました。
京都銀行もその1つになります。
京都銀行と言えば地銀ながらも、京都では存在感のある銀行です。
ここでは京都銀行のおまとめローンについて、詳しく見ていきましょう。
目次
京都銀行フリーローン「京銀フリーローン」の基本情報
京都銀行ではフリーローンを提供しています。
融資の限度額は10万円から1000万円と幅広いのが特徴です。
おまとめローンとして活用するとしても、限度となる枠が1000万円もあれば十分でしょう。
金利は変動金利を採用していて、3.675%~13.675%となっています。
下限金利はそこそこ低い水準と言えるのですが、上限金利は多少高めの設定だと言えるでしょう。
フリーローンであるだけあって、基本的に使用目的は自由となっています。
ただし事業や投機資金としての利用は禁止されています。
また京都銀行のフリーローンは、追加融資が受けられないタイプのものです。
そのため最初に融資を受ける時に、どれだけ必要になるのか正確に把握しておく必要があります。
京都銀行は京都を代表する金融機関
京都銀行とはどういう銀行なのでしょうか。
地方銀行の1つなのですが、上でもお伝えしたように京都では存在感のある銀行だと言えます。
その理由としては京都府内の企業における、メインバンクの支持率が1位となっているためです。
ちなみに京都府内にある企業の約3割が、京都銀行をメインバンクとして活用しているとのデータもあります。
戦後に京都ではベンチャー企業が多く生まれ、現在では大企業に育っているところも少なくありません。
いわゆる京都銘柄と呼ばれる企業ですが、これら企業に対しても地元の主力銀行として支えてきた歴史があるほどです。
地元京都ではCM放送なども行っていることから、一般的な知名度としても低くはないでしょう。
借入限度額はいくらまで可能?
京都銀行フリーローンの借入限度額は、10万円から1000万円です。
旅行やショッピングの代金としても利用できますし、1000万円という上限からおまとめローンとしても活用もできます。
枠そのものが大きいため、様々な利用ができるでしょう。
ただ注意しておきたいのは、追加融資は受けられない点です。
最初の申込時に希望した借入額以上を、後から追加で借りることはできません。
一見すると不便かもしれませんが、逆に考えるとメリットでもあります。
追加融資ができる場合だと、ついついお金に困ってしまうと融資を受けてしまいがちです。
その結果として何が起こるのかと言うと、いつまで経っても返済が終わらないというケースでしょう。
ですが京都銀行のフリーローンでは、追加融資が受けられませんので、しっかりと返済に集中できます。
京都銀行のおまとめローンの金利は安いのか!?
京都銀行のおまとめローンの金利は、3.675%~13.675%です。
変動金利制を採用していますので、半年に一度経済状況などを見て金利の見直しがされるタイプになります。
ただ現状の日本経済だと、しばらくは金利アップはない可能性が高いでしょう。
おまとめローンの金利として考えた場合、特別低いというほどではありません。
ただ消費者金融などと比較すると、低めの設定であることには違いないです。
ですが1つ気をつけたいことがあります。
それは京都銀行ではカードローンも提供していて、そちらの金利が3.975%~11.975%となっている点です。
若干ではあるのですが上限金利が、カードローンの方が安いのです。
そのため少額でフリーローンを利用しようと考えているのなら、カードローンを利用した方がいいでしょう。
反対におまとめローンなど、ある程度まとまった額を借りたいのならフリーローンの方がおすすめです。
京都銀行でおまとめローンを組むとどのくらい安くなる?
では京都銀行のおまとめローンを使うと、どのくらい支払い額が安くなるのでしょうか。
これはどこから借りているのかなどにもよるのですが、一般的な例として紹介してみます。
仮に現在は消費者金融3社から借りているとしましょう。
この時に金利が18%で返済額が3社合計して、4万円程度の返済額であったとします。
これを京都銀行の金利で計算してみると、約3万6000円程度で収まってくるはずです。
つまり月の返済額として4000円弱程度は、圧縮できるでしょう。
総返済額としても20万円以上は違ってくるはずです。
おまとめローンの金利を京都近辺の他行と比較検証
では京都銀行とその近辺にある金融機関で、おまとめローンの金利にはどの程度の差があるのかを確認します。
京都銀行と似たような金融機関として、信用金庫やろうきんなどを想定していきましょう。
京都銀行では年利3.675%~13.675%という金利です。
他行のフリーローンを見てみると、変動金利か固定金利かの違いはあるのですが、だいたい4.8%となります。
金利が1つしか用意されていないので、どの額を借りてもこの4.8%が適用される形です。
借入限度額も10万円から1000万円までと同様となります。
ただしパートやアルバイトだと、借入限度額が50万円になるという制限がついているのが特徴でしょう。
シンプルに金利だけを見比べると、他行の方が有利かもしれません。
ただ京都銀行の下限金利は低いので、借入限度額の上限ぎりぎりまで融資を受けるのなら、金利的にはお得だと言えます。
融資までの時間はどのくらい必要?
おまとめローンを申込をした時に、融資を受けるまでの時間はどの程度かかるのでしょうか。
京都銀行に限った話ではなく、基本的に銀行系は即日での融資などはしていません。
そのため時間がかかるものだと考えて良いでしょう。
公式にどの程度の時間がかかるとの発表はありませんが、だいたい3週間程度を1つの目安にしておくといいです。
京都銀行のフリーローンでは本契約をする時に、どうしても窓口で契約をしなくてはいけません。
最初の申込こそインターネット経由でできますが、そうした点もあって時間がかかってしまいます。
銀行系のおまとめローンでは、時間がかかるものですので、あらかじめ余裕を持って申込をしてください。
また必要書類などは最初に集めておくと、スムーズに契約を進めることができるでしょう。
京都銀行のおまとめローンの審査は厳しいのか
京都銀行のおまとめローンを利用する上で、最も気になるのが審査が厳しいのかどうかでしょう。
フリーローンにしては金利も安い設定ではないため、そこまで厳しくならないとは予想ができます。
また京都銀行が提供するフリーローンの、保証会社を見てみると消費者金融のローン審査をしている会社です。
そのため消費者金融と比較しても、特別に厳しい審査になるわけではないでしょう。
ただし借入限度額が大きいため、限度額ぎりぎりまで融資を希望する場合は厳しくなる可能性が高いです。
銀行側としても借入限度額が大きいほど、リスクが高まるので当然のことだと考えられるでしょう。
つまり特別に厳しい審査ではないでしょうが、甘くもないと考えておくといいです。
京都銀行のおまとめローンの審査対象となる人とは
京都銀行のおまとめローンでは、申込資格が設定されています。
1つは年齢条件で満20歳以上で、満76歳未満であることです。
上限の年齢が多少ゆるめであるのがポイントでしょう。
他行では65歳や70歳くらいが、限度であることが多いです。
また安定した収入がある人というのも、条件になっています。
そのためアルバイトやパート、派遣社員といった人でも条件を満たしていることになるでしょう。
ただし専業主婦や年金収入のみの人は、申込資格を満たすことができません。
他にも安定した収入というのが条件であるため、アルバイトやパートでも良いのですが収入にバラツキがあると難しいです。
今月は収入が10万円でも、先月は20万円近くあったなどのケースだと審査に通りにくくなるでしょう。
基本的に京都銀行のフリーローンでは、収入と借入のバランスが重視されているようです。
だいたいの目安ですが前年の収入が200万円以下であるのなら、融資希望額の限度が30万円程度になります。
300万円未満で50万円程度、500万円未満で200万円程度といったような形です。
おまとめローンとして使えるローンであるため、他社からの借入件数はさほど気にしなくてもいいでしょう。
審査に通るためのポイント
では京都銀行のフリーローンの審査に通るには、どのようなポイントに気をつけておけばいいのでしょうか。
先にも述べたように自分の収入と合わせた、借入限度額での申込をするのがポイントです。
できるだけ必要最低限に抑えておくといいでしょう。
そもそも消費者金融と同じ保証会社を使っていますので、審査も特別厳しくはありません。
自身の収入とそれに合わせた返済ができるようであれば、特に気にすることもないでしょう。
ただ1つ注意しておきたいのが、個人信用情報です。
おまとめローンを利用するケースだと、これまで複数他社から借入をしていたはずです。
その返済で遅延を繰り返しているなどであれば、審査が厳しくなってしまいます。
一度や二度返済に遅れた程度なら良いのですが、何度も繰り返さないように気をつけておきましょう。
また個人信用情報で言えば、過去に債務整理などをしていないことが条件です。
債務整理をしている場合、個人信用情報に重大な事故情報として残りますので、ほぼ審査に通ることはできません。
他にも注意しておきたいことがあります。
それは申込をする時に誤記入などのミスをしないということです。
特に年収などで記入ミスをすると、虚偽申告をしたと見られます。
嘘をついたつもりはなくても、悪意があると捉えられると審査に通らないだけではなく、最悪は警察沙汰にもなるのです。
そのため申込書に記入する時は、ミスがないかどうかを確認し、判別できる文字を書くようにしてください。
余裕がない時に申込をしてしまうと、焦ってしまってミスなどが増えてしまいます。
京都銀行のフリーローンでは、申込から融資までそれなりに時間がかかってしまうものです。
即日で融資がされるわけではないので、余裕をもって申込するようにしてください。
申し込みから融資までの時間どれくらい?
京都銀行のおまとめローンを活用するとして、申込から融資まではどの程度の時間がかかるのでしょうか。
調べてみると仮審査の結果が出るまでに1週間程度、さらに本審査で2週間前後の時間がかかっています。
総合すると申込から3週間程度は、融資までに時間がかかると考えて良いでしょう。
そもそも銀行系の融資は時間がかかるものです。
特に最近では反社会的勢力に加担する人物でないかを調べる必要もあるため、特に遅いといったほどではありません。
ただ消費者金融などと比べると、申込から契約までに時間がかかってしまうのも事実です。
そのためおまとめローンを利用したいのなら、できるだけ早いタイミングで申込しておいた方がいいでしょう。
ちなみに仮申込をする時にはインターネットがおすすめです。
24時間365日受付をしていて、仮審査完了の連絡もメールでくるため時間を節約できるからです。
申し込みの流れと必要書類は?
次に京都銀行のおまとめローンを利用する時に、申し込みから融資までの流れを把握しておきます。
最初にインターネットか電話または郵送などで、おまとめローンの申込をします。
この段階では仮審査が行われることになるのですが、その結果は電話かメール、もしくは郵送にて連絡されます。
少しでも融資までの時間を短縮したいのなら、最初にインターネット経由で申込すべきです。
審査結果がメールでくるので、時間短縮ができます。
仮審査に通過していれば、郵送か店頭にて正式に申込をしてください。
その後に再度審査が行われて、審査に通過できれば店頭にて契約をして、融資を受けられるという流れです。
必要書類ですが、原則として申込者本人かどうかを確認するための身分証明書は必須です。
外国人だと在留資格が記載された住民票の写しが必要となります。
借入希望額が300万円以上だと、前年度の収入証明書を用意してください。
収入証明書は源泉徴収票の写しや、公的収入証明書の原本、確定申告書などが該当します。
ちなみに個人事業主が申込をした場合は、借入希望額が100万円以上で収入証明書が必要です。
最後に資金の用途が確認できる書類があります。
これは年収に対して借入金額が多いと判断された時に必要です。
見積書や注文書、請求書などのような書類となります。
その他審査の内容などによっては、別途書類が必要になる場合もあるでしょう。
京銀フリーローンの返済方法
京都銀行のフリーローンではどんな返済方法があるのでしょうか。
基本的に返済用の普通預金口座を作ることになり、その口座で振替を行うのが基本です。
そのため毎月支払いに行くという必要がありません。
口座を持っていなくても申込ができますが、申込の間に口座を作ることが必須の条件です。
そのため現時点で京都銀行に口座がなくても、問題なくフリーローンは利用できます。
ただATMを使っての随時返済などはできないようです。
返済方式は元利均等毎月返済となっていて、年に2回増額返済を併用できる形となっています。
この時に借入総額の50%が増額返済の上限です。
京都銀行ローン利用のメリットデメリット
では京都銀行が提供するフリーローンを使う、メリットとデメリットを確認していきましょう。
ここまでお伝えしてきたように、京都銀行のフリーローンにはメリットになる部分もあれば、反対にデメリットになる部分もあります。
このどちらかだけではなく、両方を理解しておくことで正しく使うことができるでしょう。
メリット
最初にメリットから確認しておきます。
最も大きいのは地元では信用と実績のある銀行である点です。
やはり融資を受ける時には、どこの金融機関から借入するのかを重視する人も少なくありません。
確かに消費者金融などは手軽に借りることができますし、利便性も高いと言えるでしょう。
ですが信用できないと感じる人も多いはずです。
そうした時に京都銀行という金融機関であれば、長らく地元で経済を支えてきたという実績があります。
だからこそ信用ができるという人も多いでしょう。
また借入限度額が1000万円と多いのも、メリットになります。
おまとめローンとして利用できるのもそうですが、借入限度額に余裕があれば申込がしやすくなるためです。
デメリット
反対にデメリットについても考えてみます。
最も大きいデメリットとしては、融資までに時間がかかる点です。
直ぐにでも融資をしてもらいたいと考える人からすれば、申込から3週間程度の時間がかかるのはデメリットでしょう。
ただ既にお伝えしていますが、銀行系のフリーローンは直ぐに借りられるものではありません。
他行であっても同程度は時間がかかりますので、おまとめローンとして利用するとしても、余裕をもって申込をしてください。
この時にインターネット経由で申込しておくと、時間の短縮が可能となります。
もう1つデメリットと言えるのが、収入がない人が対象外という点でしょう。
ある意味では当然の処置ではありますが、専業主婦の人などが借りられないというのはデメリットです。
ただ仕事をしている人にとっては、デメリットにはなりません。
京都銀行利用者の口コミを紹介
では実際に京都銀行のローンを、利用している人の口コミを紹介します。
他社からの債務で困っていたのでフリーローンを利用した。
月に返済そのものには困っていなかったのだが、月に3度も返済日があるため1つにまとめたからだ。
京都銀行さんが融資をしてくれて、随分と助かっている。(50代男性)
もともと京都銀行に口座があったので、フリーローンの申込はスムーズだったと思う。
自分の場合は申込から約3週間程度で300万円の借入ができた。
窓口の担当も親身になって相談にのってくれたので、フリーローンがあって良かった。(40代男性)
他行の方が金利が低いのはわかっていたが、敢えて地元の銀行である京都銀行のフリーローンに申込をした。
やはり知名度と安心感が違うと思う。
私の場合は身分証明書のみで借入ができたので、完済した後はまた機会があれば利用したいと考えている。(60代男性)
以上、実際に利用している人の口コミでした。
京都銀行のおまとめローンが向いている人とは?
京都銀行のおまとめローンが向いている人とは、どんな人なのでしょうか。
最初にあげておきたいのが地元の人です。
京都銀行は日本全国に店舗展開をしている銀行ではありません。
基本的に近畿圏に店舗展開をしているため、京都にお住まいの人や大阪や奈良などの近畿圏の人でないと使い勝手が悪くなります。
だからこそ逆に京都銀行の営業圏内にある人は、使い勝手の良いフリーローンだと言えるのです。
また複数から借入がある、多重債務の人にもおすすめできます。
そもそも多重債務に陥っていると、金融機関から融資を受けるのは難しくなるものです。
申込資格を満たしていても、審査で落ちる確率が高くなるためです。
ですが京都銀行のフリーローンであれば、おまとめローンとして使う時は他社からの借入数が考慮されにくくなります。
まったく審査で考慮されないわけではありませんが、多重債務でも十分に審査に通るチャンスはあるでしょう。
これはおまとめローンとして利用するには、絶対の条件だと言えます。
京都銀行のフリーローンに限った話ではないですが、多重債務でおまとめローンをするには向いているのです。
他にも支払いが多いと面倒だと言う人も向いています。
多重債務である場合では、借入している金融機関の数だけ支払日があるはずです。
この支払日に合わせてお金を用意するというのは、非常に面倒な作業であるでしょう。
支払いそのものには困っていなくても、月に何度も銀行へ行って口座のお金を確認するのは大変です。
ですが京都銀行のフリーローンを利用すれば、支払日を1つに減らすことができます。
京都銀行のおまとめローンが向いていない人
京都銀行のおまとめローンが向いていない人も確認します。
まず向いていないのは営業圏外に居住している人です。
そもそも近くに京都銀行の支店もしくは本店がなければ、仮に融資を受けられたとしても口座への入金に時間がかかります。
ですので京都銀行の営業圏外の人は向いていません。
また金利がなるべく安い方がいいという人も、京都銀行のフリーローンには向いていないでしょう。
そもそも京都銀行のフリーローンは、格別金利が安いわけではありません。
消費者金融などと比較すると、金利の設定は低めだと言えます。
ただフリーローンの金利としてみると、決して低くはありません。
そのためなるべく金利が低いところで、融資を受けたいと考えるのなら向いていないでしょう。
審査に通るかどうかは別ですが、より金利の低いローンを提供している金融機関があるためです。
まとめ
京都銀行が提供しているフリーローンについてでした。
借入限度額が1000万円で、用途は特に問われません。
おまとめローンとして利用することもでき、金利としては3.675%~13.675%という形のローンです。
フリーローンとしては決して低い金利ではないですが、消費者金融などと比較すると低めの設定になっています。
少額からの融資にも対応しているので、旅行の費用や医療費の支払いなどであっても対応が可能です。
地元の人に愛される銀行であるため地方銀行ではありますが、その信用力は高いものがあります。