筑波銀行のおまとめローンとは?メリット、デメリットを解説してみた
消費者金融などからの借入で、生活が苦しい人も少なくありません。
そうした時におまとめローンを使うと便利でしょう。
債務整理ほどデメリットがなく、ある程度は返済に余裕が持てるためです。
ここでは筑波銀行が提供するおまとめローンに、スポットをあててみます。
メリットやデメリットなどについても検証します。
目次
筑波銀行のおまとめローンとは?
筑波銀行ではおまとめローンではなく、おまとめフリーローンという名称でサービスを提供しています。
金利は6.8%~14.6%、融資金額は10万円~500万円です。
さらに融資資金が最長で10年となっているので、高額のおまとめであっても返済に困ることはないでしょう。
またwebから24時間申込できるのも特徴の1つです。
公式に借金の借り換えができるとの表記があるので、ある程度は審査にも融通を利かせてくれるのではないでしょうか。
基本的に銀行系のローンは他社からの借入を嫌うものですが、おまとめローンではそうはいかないためです。
ただあまりにも借入件数が多いと問題なので、できるだけ少なくしてから申込をするのがポイントでしょう。
では他にどんな条件があるのかを確認していきます。
筑波銀行のおまとめローンの申込条件
筑波銀行のおまとめローンの申込条件から確認します。
申込条件とは年齢に関するもの、収入に関するもの、保証に関するものの3つに分類できます。
ではそれぞれの条件について、どうなっているのか検証しましょう。
満20~69歳(完済時が満75歳まで)まで申込できる
では筑波銀行おまとめローンの年齢条件から確認します。
申込時の年齢が満20歳以上であり、満69歳以下となっています。
さらに上限年齢に関しては、完済時の年齢が満75歳以下である必要があり、電話連絡が可能な方です。
年金以外に安定した収入がある人
次に筑波銀行おまとめローンの収入条件も確認します。
収入条件は安定継続した収入がある方となっていて、特に年収による制限は設けられていません。
正社員のみではなく、パートやアルバイトでも問題ありません。
つまり派遣社員や契約社員であっても、安定して継続した収入があれば大丈夫です。
ここで注意したいのは、短期の仕事を重ねるよりも、長期間の仕事を行う方が評価が高い点でしょう。
特にアルバイトなどはその傾向が顕著で、単発アルバイトをしている人よりも、シフト制で長期間仕事をする人が評価されます。
筑波銀行の営業エリアに居住か勤務している
筑波銀行おまとめローンの申込条件で特徴的なのは、申込者の限定があるという点です。
筑波銀行は地銀ですので、基本的にその営業エリア内にいる人しか対象としていません。
公式に当行営業区域内に居住、もしくは勤務している人を対象とするとの表記があります。
筑波銀行の営業エリアとしては茨城県全域に加えて、栃木県の一部地域、埼玉県の春日部市、千葉県の一部地域と東京都の足立区です。
もし自分の居住する地域、または勤務地が対象かどうかを知りたい時は、電話で確認をした方が早いでしょう。
アイフル株式会社の保証が受けられる
筑波銀行のおまとめローンの申込条件で、最後になるのがアイフルの保証を受けられる人とする点です。
これは言い換えると、審査はアイフルが行うとなります。
アイフルはご存じの方も多いでしょうが、大手消費者金融の1つです。
近年では自社で融資をするだけではなく、こうした保証会社として地銀などと提携をしています。
しかし銀行がなぜアイフルと提携するのか、不思議に思う人も多いでしょう。
これは銀行側に無担保ローンの、ノウハウが少ないからです。
基本的に銀行は担保や保証人をつけた、企業相手の大口融資をメインとした融資業務をしています。
個人向けの無担保無保証の小額融資については、業務としては主流ではないのです。
そのためノウハウがないので、こうした保証会社をつけています。
ちなみにアイフルが審査を行いますので、過去に同社で金融事故を起こしていると、審査に通りにくくなるでしょう。
筑波銀行のおまとめローンの審査に落ちる特徴
では次に筑波銀行おまとめローンの審査で、落ちる人の特徴を確認しておきます。
前段でお伝えしたように筑波銀行では、保証会社としてアイフルと契約をしています。
そのためアイフルが審査を行っているのですが、特徴的な注意点について幾つか紹介していきましょう。
虚偽の申告をしている
筑波銀行のおまとめローンに限らず、審査で落ちる理由として多いのが虚偽の申告をしているケースです。
また虚偽ではないものの、勘違いをしていた、記入ミスなどの例もよく見られます。
基本的に申込書に虚偽の内容を書くのは避けてください。
特に他社からの借入件数や借入額、自身の年収などの数字をイジるケースが多く目立ちます。
こうした情報は信用情報を照会すれば、ほぼバレてしまうので絶対に嘘の申告はしないでください。
よくある年収のケースですが、できるだけ正確に申告しましょう。
例えば年収390万円の人が400万円とするのは、ギリギリでOKかもしれません。
ですが360万円の人が四捨五入で400万円とするのはNGです。
虚偽の申告をして審査に落ちる程度ならまだ良いですが、最悪は詐欺と判断されて警察に通報される可能性もあります。
ですので故意に虚偽の申告をしていないとしても、記入ミスなどがないか申込前に必ず確認してください。
他のローンで延滞をしている
筑波銀行のおまとめローンに限った話ではないですが、他社からの借入について返済の延滞などをしているケースも審査に落ちる可能性がかなり高いでしょう。
こうした返済の遅延や延滞は、信用情報に記載されるためです。
信用情報は自身の社会的な信用度を示すだけではなく、ローンの返済状況なども記載されています。
そのため他のローンで延滞などをすると、審査でかなり不利になってしまうのです。
特に若い人に多いのが、携帯電話を割賦購入している時の支払いでしょう。
携帯電話の利用料金と合わせて請求されるため、使いすぎた月などは引き落としされなかったなどのケースがあります。
こうした場合でも頻度が高いと、信用情報で不利になるのです。
ブラックリストに載っている
最後のブラックリストに載っているですが、これも筑波銀行のおまとめローンに限った話ではありません。
ここで言うブラックリストには、2つの意味があります。
1つは先程お伝えした信用情報に、金融事故の情報が掲載されているケースです。
例えば債務整理を行った過去がある、返済や遅延を繰り返しているなどの情報が該当します。
これらの情報が記載されていると、ほぼ審査に通りません。
もう1つの意味としては、過去にアイフルで金融事故を起こしたパターンです。
アイフルで借金をしていて返済が何ヶ月も遅れた、などのことがあると、ブラックリストに掲載されます。
信用情報は5年~7年程度で情報が削除されますが、アイフルの場合はずっと残るので注意してください。
筑波銀行のおまとめローンのメリット
次に筑波銀行おまとめローンのメリットを考えます。
おまとめローンは様々な金融機関で提供していますので、他にも選択肢は沢山あるのです。
その中から筑波銀行のおまとめローンを選ぶ理由には、どのようなものがあるのでしょうか。
7,17,27日の3つの返済日を選ぶことができる
筑波銀行のおまとめローンでは、返済日が選べます。
他地銀のローンでは、だいたい返済日が選べません。
月の中でこの日と決まっている形です。
ですが筑波銀行のおまとめローンでは、7日、17日、27日の3つの中から選ぶことができます。
人によっては給料日が異なりますので、できるだけ余裕のある給料日近くの日を選ぶといいでしょう。
額が大きければ低金利になる
筑波銀行のおまとめローンでは、金利が6.8%~14.6%となります。
どの金利が適用されるのかは、審査によって異なるのですが、一般的には借入額が大きくなるほど低金利になるのです。
これは利息制限法でそう定められているからで、例えば10万円以下なら20%、50万円以下なら18%といったような形になっています。
そのため筑波銀行のおまとめローンでも、できるだけ借入額を大きくすると、適用される金利が低くなるのです。
ただ審査に通らないと意味がありません。
総量規制の対象外なので、年収の3分の1以上の額でも借入そのものは可能です。
ですが年収に比して大きすぎる額の借入希望を出しても、審査でほぼ落とされてしまいます。
審査が通りやすい
筑波銀行のおまとめローンですが、比較的に審査が通りやすいという評判があります。
申込をした全員が審査に通る訳ではないのですが、保証会社がアイフルであるだけに、基準が消費者金融になるのではと推測できるためです。
一般的に銀行系ローンは消費者金融よりも金利が低く設定されているため、審査そのものが厳しめであるとされます。
確かに借り手側が有利なほど、貸し倒れになった時のリスクが増すため、審査が厳しくなる傾向はあるのです。
ですが筑波銀行のおまとめローンは、アイフルが保証会社となっているので、比較的に審査に通りやすいのではないかという話です。
借り換え先の制限がない
おまとめローンを提供する金融機関は、大きく2つに分けられます。
1つは銀行や信用金庫などの金融機関で、もう1つは消費者金融などの貸金業者です。
貸金業者には年収の3分の1までしか融資ができない、総量規制があるのではと思う人もいるでしょう。
ですがおまとめローンとして提供しているものについては、総量規制の例外措置が取られるのです。
ただその場合は借り換え先の制限ができてしまうのです。
同じ貸金業者からの借入に限られ、クレジットカードのショッピング枠はまとめられません。
ですが筑波銀行のおまとめローンは、もともと総量規制の対象外ですので、そうした縛りがないのです。
つまり銀行系、貸金業者、クレジットカードのリボ払いなどすべてに対応可能となります。
筑波銀行フリーローンの申し込みも可能
筑波銀行のおまとめローンで、追加融資を受けるのが難しい場合は、もう1つのフリーローンの申込が可能です。
こちらの商品の概要としては、20歳以上で75歳以下の人で、電話連絡が可能であることが第一の条件になります。
他にも安定継続した収入がある人が対象で、パートやアルバイト、専業主婦に年金受給者でも利用可能です。
融資金額は10万円~1000万円以内ですが、10万円単位での融資になっています。
金利は4.5%~14.6%で、融資期間は6ヶ月~10年以内です。
似ているようで異なる点もあるので、こちらでの融資を考えてみるといいでしょう。
筑波銀行のおまとめローンのデメリット
では次に筑波銀行おまとめローンのデメリットも確認します。
筑波銀行のおまとめローンにも、デメリットになる部分があるのですが、あまり知られていないこともあるのです。
そこで注意すべきポイントとして紹介していきましょう。
額が少ない場合高金利になる
筑波銀行おまとめローンは、金利が6.8%~14.6%です。
ここで注意したいのが、金利そのものは特別低くない点でしょう。
確かに消費者金融などと比較すると、低めの設定になります。
ですが銀行系ローンとしては、標準的な水準なのです。
また上限金利である14.6%は借入額が少ないと、適用されるケースが多いです。
この金利が多少は高金利であるのが、ネックの1つでしょう。
最長10年なので返済額が多額になってしまう可能性もある
筑波銀行おまとめローンの特徴の1つが、ゆとりのある返済期間です。
最長で10年間となっているので、それなりの額を借りたとしても返済しやすいでしょう。
ですが返済期間を伸ばすほど、利息の支払いが増えるのです。
返済期間が伸びるほど返済額が減るため、どうしても完済までの利息が多くつきます。
多重債務で状況が厳しい場合は、ゆとりのある返済でも構いません。
そして生活に余裕が出てきたあとで、任意返済を使って返済期間の短縮をした方がいいでしょう。
筑波銀行のおまとめローンのネットでの評価
最後に筑波銀行おまとめローンのネットでの評価を確認します。
それなりに口コミでの評価があるので、良い面と悪い面の両方について調べてみました。
自分に合ったローンかどうか知るためにも、ネットでの評価は重要です。
良い評価
では筑波銀行おまとめローンの良い評価です。
アルバイトでも30万円の可決が貰えました。意外と早く審査の結果もわかったので、とても満足しています。(20代男性)
当初提示された金利が高いと思ったので、交渉をしてみた。少し下げて貰うことができたので、交渉してみるといいですね。(30代男性)
他銀行のおまとめローンで断られてしまったが、筑波銀行だと可決が貰えました。生活が困りそうだったので、本当に助かりました。(40代女性)
以上が良い評価になります。
悪い評価
次に悪い評価についても見ておきます。
事前にこちらが確認していなかったのも悪いが、可決後に取り扱い手数料で1100円かかってしまった。(30代男性)
筑波銀行のおまとめローンの審査で否決されました。その後に他のローンに申込をすると可決だった。どんな審査基準なのかよく分からない。(40代男性)
以上が悪い評価です。
まとめ
筑波銀行のおまとめローンについてでした。
正確にはおまとめフリーローンという名称になります。
銀行が提供するおまとめローンとしては、ほぼ標準的なスペックのものだと言えるでしょう。
金利も高くもなければ、低くもありません。
ただ総量規制の対象外ですし、返済期間が最長で10年あるので、生活が苦しい人は返済に余裕をもって計画が立てられるでしょう。
ただしローンを長期化すると、利息が増えるので総返済額が増えてしまいます。
そうした点も含めて、各種ローンの相談をするといいです。