セゾン カードおまとめローンはどんな人におすすめ?メリット、デメリットも紹介
おまとめローンは多くの金融機関が行っています。
その中の1つがセゾンカードが提供する、メンバーズローンです。
セゾンカードは永久不滅ポイントなどが有名な、クレジットカードなのでお持ちになっている人も多いでしょう。
このセゾンカードの会員限定サービスとなるのが、メンバーズローンというものです。
一般的なおまとめローンと違って、少しクセの強いものなのでしっかりと解説していきます。
目次
セゾン カードおまとめローンをおすすめできる人
セゾンカードおまとめローンがおすすめなのは、どういった人なのかについて最初に確認をしておきます。
先程お伝えしましたが、このローンについては基本的にセゾンカードをお持ちの人に限られるものです。
そのためカードを持っているのが前提の話となります。
またクレディセゾンで利用中のキャッシングや、ローンの残高がある人に限られるのも注意点です。
要するにセゾン関連でしている借金について、1つにまとめてくれると解釈していくといいでしょう。
ではどのような人におすすめなのかも確認します。
借金の返済が苦しい人
先ずは借金の返済が苦しい人におすすめです。
借金を1つに纏めることによって、基本的な返済額を下げることができますし、金利も低くなります。
つまり1ヶ月の返済にかかる支払いが楽になるのです。
借金そのものが減るわけではありませんが、返済に困っている時には利用を考えるだけの価値があります。
ただし返済回数の設定によっては、金利が下がっても支払いが長くなることで総返済額が増える可能性が高いです。
そうした点についても、セゾンカードのおまとめローンでは相談にのってくれます。
ですので申込みをする前に連絡をして、スタッフに相談をするのも1つの方法です。
金利を下げたい人
セゾンカードのおまとめローンを利用することで、金利そのものを下げることができます。
このローンには利用目的が自由であるフリーコースと、明確な目的がある場合の総合目的コースの2つがある形です。
2つの違いとして、若干金利が異なっているので注意してください。
フリーコースだと30万円~200万円の間で、5万円単位で融資を受けられます。
借入額が30万円~95万円だと17.4%、100万円~200万円は14.6%の金利です。
総合目的コースの場合だと、30万円~95万円で15%の金利になります。
100万円~200万円で12%、205万円~300万円で8%です。
ちなみにセゾンカードのキャッシング金利は、12%~18%となっています。
金利的に考えると総合目的コースの方がお得なのですが、他社借入の一本化をする場合はフリーコースのみです。
その点を考慮しつつ、不安な場合はコールセンターで確認を相談をしてください。
月々の返済額を減らしたい人
セゾンカードのおまとめローンでは、元利均等返済方式を採用しています。
元利均等返済方式とは、最初に借りる額と返済期間を決めて、支払い総額を算出し、それを返済期間の回数で割った額を支払っていく方法です。
つまり月々の返済額を減らすためには、返済回数を多くするといいでしょう。
セゾンカードおまとめローンでは、6回~96回まで選べます。
長くするほど返済額は下がりますが、金利分が多くなるので総返済額が大きくなるので注意が必要です。
ただ現在の支払額が月に2万円程度だとすると、半分の1万円にしても問題ありません。
セゾンカードおまとめローンでは、任意返済がいつでもできるので余裕ができれば返していくといいでしょう。
返済日を一つにまとめたい人
多重債務の状況で困るのは、月に何度も返済日があることです。
仮に3社から借金をしているのなら、月に3回の返済日があるので、そこに合わせて資金繰りをしなくてはいけません。
特に返済に困っている場合は、返済日に追われてしまって、日々の生活でストレスがついてまわります。
ですがおまとめローンを利用すれば、月に1回だけの返済ですむのです。
返済日とそれに対する資金繰りで、ストレスを抱えている人にとっては大幅に生活が楽になるでしょう。
ちなみにセゾンカードおまとめローンの返済日は、毎月4日となっています。
セゾン カードおまとめローンの特徴
ではセゾンカードおまとめローンの特徴を確認します。
幾つか特徴的な部分があるので、その点を紹介していきましょう。
先程クセが強いとお伝えしましたが、基本的には他の金融機関が行っているおまとめローンと大きな違いはありません。
総量規制の対象外である
セゾンカードおまとめローンは、正確にはメンバーズローンと言う名称です。
このサービス自体が借り換えサービスとして行われたものであるため、総量規制の例外となります。
総量規制とは年収の3分の1までしか、貸金業者は融資ができないとする法的ルールのことです。
貸金業者が融資できるのは、他社のものも含めて年収の3分の1となっています。
ただ借り換えをする時に、この年収の3分の1を超えてしまうという場合もあるでしょう。
この時に借り手側が一方的に有利になる条件であるのなら、総量規制の例外として借りることができるのです。
借り手側が一方的に有利になる条件とは、現状よりも金利が低くなるなどが該当します。
つまりセゾンカードおまとめローンを利用することで、審査に通れば年収の3分の1を超えても融資が受けられるのです。
ただ法的に元本のみとなるので、利息分については自分で用意しないといけません。
追加の融資がない
基本的にセゾンカードおまとめローンは、返済専用のローンであると考えてください。
そのため一度借りて、他社やセゾンの借金を清算した後は、追加で融資を受けることができません。
ただしフリーコースで融資を受けた場合は、追加で融資を受けることも可能です。
条件としては利用中のフリーコースで、既に6回以上の返済実績があることと、借入残高が150万円未満であることです。
この2つの条件をクリアしているのなら、追加で融資を受けられます。
さらに追加分の融資と、現在の契約分を1つに纏めることも可能です。
ただし追加融資を受けるには、再度審査がなされます。
審査の結果によっては、追加融資は受けられません。
上限金利が低く、安心
セゾンカードおまとめローンの特徴としては、金利が低いという点をあげておきます。
特に総合目的コースの場合は、年利で8%~13%です。
この金利は銀行系カードローンと比較をしても、上限金利は低めだと言えるでしょう。
銀行系カードローンの平均的な年利は、3%~14.5%です。
下限金利は比較にならないほど開きがありますが、上限金利については1.5%もセゾンの方が低くなっています。
セゾン カードおまとめローンのメリット
次にセゾンカードおまとめローンのメリットを紹介します。
セゾンカードを所有している人限定のサービスですので、利用できる人は限られています。
ですがその分、細かなメリットもあるのでお伝えしていきましょう。
返済方法を細かく設定できる
セゾンカードおまとめローンでは、返済方法を細かく設定できます。
毎月の返済日については4日で固定です。
ですが元利均等返済方式をとっているので、返済回数やボーナス併用など細かく設定できます。
返済回数は6回~96回、ボーナス併用は1月と7月、1月と8月の2つから選べる形です。
例えば30万円を借りたとしましょう。
金利は13%で、月々の返済額を1万円とします。
ボーナス払いなしの場合は、支払い回数37回で完済です。
ボーナス払いで1月と7月は5万円の返済とすると、支払い回数は22回ですむような計算となります。
基本的にセゾンおまとめローンでは、スタッフが細かく相談にものってくれるので、このように希望を伝えてみるのもいいです。
月の返済額とそれに合わせた支払い回数、またはなるべく利息を少なくしたいなど希望を出してみてください。
請求明細書がもらえるので返済計画を立てやすい
セゾンカードのおまとめローンでは、請求明細書の発行もあります。
そのため返済計画が立てやすいのもメリットの1つです。
また先述したように、スタッフに相談することで返済計画そのものを立案して貰えます。
他にも公式のウェブサイトには、返済シミュレーターがありますので、自分で計算してみるのもいいでしょう。
いずれの方法にせよ、元利均等返済方式をとっているので、最初に返済計画を立てておくのは非常に重要だと言えます。
借入金額は直接、それぞれの金融業者の口座に振り込みしてくれる
セゾンカードおまとめローンを利用した場合、借入金額はそれぞれの金融業者の口座に振込をしてくれます。
これもまたメリットの1つでしょう。
自分の足で1つ1つの業者を回って、返済する必要がありません。
ただし総量規制の例外措置を適用するといった場合は、元金のみの返済となる点は注意してください。
元金にかかる利息の支払いは、自分で用意しないといけません。
そのためおまとめローンを利用する場合には、先ず借金を返済する金融機関に対して詳細な額を聞いておく必要があります。
利息のみの支払いだと、あまり多くはならないはずですが、借りている額面によっては資金がかかります。
おまとめローンを利用するくらい、お金に困っている場合は十分に考えてから利用してください。
セゾン カードおまとめローンのデメリット
では逆にセゾンカードのおまとめローンのデメリットを考えます。
どんなローンであっても、デメリットになる部分はあるものです。
契約後に知らなかったでは遅いので、事前に把握しておいてください。
書類が多く手続きが大変
最も大きなデメリットになるのは、必要書類が多い点です。
借入希望額にもよりますが、一般的な消費者金融であれば、用意するのは身分証明書だけですみます。
ですがセゾンカードのおまとめローンでは、以下のような書類が必要です。
運転免許証か運転経歴書のコピーに加えて、各種健康保険証やパスポート住民票の写しなど合計2点が必要です。
運転免許証がない場合は、各種健康保険証やパスポートなどの中から合計2点が必要となります。
さらに希望額が50万円を超える、もしくは融資希望学と借入残高が100万円を超える場合は所得の証明書が必要です。
他にも総合目的コースの場合は、見積書や請求書を用意しなくてはいけません。
返済遅延の場合の損害金が高い
もう1つのデメリットは遅延損害金が高い点です。
遅延損害金とは毎月4日の返済日に遅れてしまった時に発生するもので、返済額が支払われるまで特別な利率がかかります。
この利率ですが、年利14.6%~20.00%です。
金利と比較すると大きな額ですので、できるだけ返済に遅れないようにしてください。
信用情報機関への登録がされる
セゾンカードのおまとめローンに限った話ではありませんが、利用することで信用情報機関へ登録されます。
デメリットとして紹介していますが、いずれにせよおまとめローンを利用する段階で、他社からの借入もしくはセゾンからの借入があるはずです。
そのため既にその情報は信用情報機関に登録されています。
つまり返済に遅れが出るなどすると、事故情報として今後お金が借りにくくなるでしょう。
セゾン カードおまとめローンの良い評価
では最後にセゾンカードおまとめローンの口コミ評価を確認しておきます。
最初は良い評価からです。
スタッフが優秀
初めてのおまとめローンだったので、電話にて相談をしました。
その時にとても親身になって相談にのってくれたので、とても助かったという思いがあります。
審査も無事に可決されましたし、使い勝手も悪くありません。
返済に集中できるので、個人的にはとても合っていますね。
(30代男性)
借り増ししてくれた
セゾンカードのおまとめローンを利用したが、個人的に便利だなと思ったのは借り増しにも対応してくれた点ですね。
どうしてもお金が必要になった時に助けて貰えたので、今後も使っていこうと思っています。
(40代女性)
任意返済が無料
現在もセゾンカードおまとめローンで返済中です。
当初に予定していたよりも、生活が楽になったことで余裕ができました。
その分を半年に1度程度の割合で任意返済に回していますが、随分と返済が楽になっています。
苦しい時に助けて貰ったこともあって、全体的な印象も良いですね。
(40代男性)
以上が良い点の口コミでした。
セゾン カードおまとめローンの悪い評価
では逆にセゾンカードのおまとめローンで悪い評価を確認します。
電話がつながりにくい
クレジットカードでは大手のセゾンだけあってサポートは充実していると思いますが、電話がつながりにくいのが難点です。
他の部分については特に気になりません。
(30代女性)
セゾンカウンターが減っている
このおまとめローンを利用した時は、近くにセゾンカウンターがあったのですがなくなりました。
調べてみると、近くで利用できるカウンターが減っていて、かなり遠くにまで行かないといけなくなったのがマイナスです。
(40代男性)
おまとめローンの割には
おまとめローンの割にはそこまで金利が低くないと思いますね。
他行のローンで断られたこともあって現在利用中ですが、たぶん次からはもう少し金利の低いところで借ります。
(50代男性)
悪い評価についてでした。
まとめ
セゾンカードのおまとめローンについてでした。
クレジットカードで有名なセゾンが、会員限定で行っているサービスの1つになります。
正確にはメンバーズローンというもので、おまとめローンとして利用できます。
金利設定的には特に低くはありませんが、逆に高いこともありません。
平均的な水準のもので、セゾングループという大手の安心感があると言ってもいいでしょう。
ただ誰でも利用できるのではなく、会員限定などクセが強い部分があるのも事実です。