おまとめローン他社の借り入れ何社まで?事前に調査しよう!
借金の借入先が複数の金融業者に増えてしまった場合、利子が膨らんで返済が大変ですし借金状況の把握が難しくなります。
そうするとまだかなり借金が残っているのに利子の関係でさらにお金を借りてしまい、ますます借金地獄から抜けられなくなることも考えられます。
そんな時利用したいのがおまとめローンです。おまとめローンなら借金を一本化できるため、借金状況を把握しやすくなるうえに、金利が下がる可能性が高くなります。
しかしおまとめローンは借入先が多すぎると審査に通らないのではないかと不安に思われるのではないでしょうか。
それでは、おまとめローンにおける他社の借り入れは何社まで可能なのかご紹介しましょう。
目次
おまとめローンの審査基準とは?借入金額だけが問題ではない
おまとめローンの審査では、借入金額は大きな判断材料となります。当然、
借入金額の少ない方が有利なのは間違いありません。
しかし審査の判断材料は借入金額だけではないのです。おまとめローンに関する審査基準を見てみましょう。
おまとめローンは借入金額ではなく、それと借入可能額を合わせた額が重視される
カードローンには必ず借入限度額があります。たとえばA社の借入限度額が50万円で、そのうちの40万円を借り入れしていたとしましょう。この場合、まだ借入可能額が10万円残っています。
全く同じ条件で5社からお金を借りていたとすると、借入金額は200万円ですが、まだ借入可能額が50万円残っていることはわかりますね。
おまとめローンの審査では借入金額だけではなく、借入可能額も合わせた金額が重視されるのです。上記の場合は借入金額が200万円ですが借入可能額の50万円も合わせると250万円になります。
借入可能額が残っているということは、そこからまた借金ができるため、おまとめローンの審査対象となるのです。
おまとめローンでは借入先の少ない方が有利
同じ時期、同じ会社に入社した同い年のAさんとBさんがいます。年収も地位も全く同じ、つまりAさんとBさんは同じ条件と思ってください。
Aさんは2社から50万円ずつ、即ち合計100万円借りているとします。一方のBさんは5社から20万円ずつ、つまりAさんと同じ合計100万円借りています。それではおまとめローンの審査ではAさんとBさん、どちらが有利なのでしょうか。
答えはAさんです。同じ100万円を借りているのになぜ?と思われるかも知れませんが、ここにおまとめローンの審査基準が絡んできます。
Bさんが5社からお金を借りているということは、借入限度額が低いからでしょう。一方のAさんは、同じ100万円の借金でも2社で済んでいるということは、借入限度額がBさんよりも高いはずです。借入限度額が高いということは、それだけ金融業者から信用されている証拠になります。
借入限度額が低いBさんは、何か問題があると判断されるのです。つまり借入件数が少ない方がおまとめローンの審査には有利になるわけですね。
ただし借入件数が多過ぎると不利になるからと言って、おまとめローンの申し込み時に借入件数を少なめに書いてはいけません。借金状況について各金融業者は全て把握しています。
もし申し込み時に虚偽を書くと業者から信用されず、おまとめローンの審査には通りません。

実は、複数社からの借入が残っているんだ。おまとめローンを組む場合、複数社からたくさん借入している場合の制約はあるのかな?

おまとめローンを最初に考えるとき気になる部分ね!一緒に見ていきましょう。
他社の借り入れとは?
他社借り入れとは言葉の通り、『他社で借りている』ということです。
・アコムで借り入れしていて、プロミスに申し込むとき
他社借り入れが1件とカウントされます。
また以下の借り入れは全て他社借り入れとなります。
- 消費者金融からの借り入れ、カードローン・キャッシング・おまとめローン専用ローン
- 信販系カードローン及びクレジットカード
- クレジットカードのキャッシング
- 銀行カードローンのキャッシング・カードローン・おまとめローン専用ローン
などです。これらがある場合は、『他社借り入れ』有りとして申告するのが良いでしょう。
おまとめローンでは他社の借り入れは何社まで可能なの?
おまとめローンでは借入件数の少ない方が有利だということはわかりましたね。そうすると気になるのが、他社の借り入れが何社までならおまとめローンが可能なのか?ということでしょう。
おまとめローンにおける他社からの借入件数は、目安として3社まで
おまとめローンの審査に通るためには、他社の借り入れが何社まで可能なのか、これは意外に難しい問題です。なぜなら金融業者によって審査基準が違うからです。また借金状況によっても変わってくるでしょう。
2社からしか借り入れしていなくても審査に落ちる場合もあれば、4社からの借り入れでも業者によっては審査に通ることもあります。
一応、目安としては3社からの借り入れがボーダーラインと思ってください。したがって、4社以上から借り入れしている人は、おまとめローンの審査に通ることは難しくなります。
やはり4社以上からの借り入れがある人は、返済能力に問題ありと見られるわけですね。それだけ多くの業者から借り入れしているということは、多額の借金をして返済に困っているか、信用されてなくて借入限度額が低いということですから。
借金を一本化するためのおまとめローンも、審査に通らなければ利用できません。多くの業者からは借金をしないようにしましょう。
まずは1社の完済を目指す
それでは4社以上から借金をしている人は、おまとめローンに切り替えることはできないのでしょうか。そういう場合は借入件数を減らせばいいのです。
最も堅実な方法は、数社ある借入先のうち1社でも完済を目指すことです。借入先の中にも、比較的完済しやすい金額の業者があるかも知れません。その借入先の借金を全て返してしまいましょう。
1社でも完済すれば、借入先の件数が減ったということになります。そうすればおまとめローンの審査にも通過する可能性が高くなるというわけです。
1社だけでも完済させるメリットは、それだけではありません。その場合、完済実績が残るのです。
借金を完済させたという事実があれば、審査における評価が上がります。つまり金融業者からの信用度がアップするわけですね。
完済させた実績を作って評価が上がれば、おまとめローンの審査も通る可能性が高まります。
プチおまとめを利用して借入件数を減らす
おまとめローンに申し込む場合、1社だけでもまず完済するのが理想ですが、なかなかそうはいかない人もいるでしょう。そういう場合はプチおまとめを利用して借入件数を減らすことが可能です。
プチおまとめとは、おまとめローンで一度に借入件数を一本化できない場合、可能な数社を1社にまとめるということです。例えば借り入れているのが4社の場合、そのうちの2社を1社にまとめると借入件数は3社になります。これがプチおまとめです。
3社になれば、おまとめローンの審査に通るかも知れません。
プチおまとめを利用する場合、現在借りている消費者金融に、借入件数を減らしたいと申し出します。応じてもらうことができたならプチおまとめの手続きをして、借入件数を減らしましょう。
ただし、金利の高い消費者金融でプチおまとめをすると、借金返済の負担がまた増えてしまいます。
できるだけ金利の低い消費者金融を選びましょう。
プチおまとめをした後は、借入残高が0円になった借入先を解約する
プチおまとめで借入件数を減らしたように見えても、その段階ではまだ借入件数が減ったわけではありません。借入残高が0円となっている借入先があるはずです。
借入残高が0円となっても、その借入先とはまだ契約が残っています。せっかくプチおまとめをして借入先が4社から3社になったと思っても、実はまだ4社のままなのです。
借入先を減らすためには、必ず借入残高0円の借入先を解約してください。解約すれば晴れて借入先を減らすことができます。
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諦めずにあらゆる手段を講じれば、おまとめローンの利用が可能かも?
おまとめローンの基準は3社が目安と書きましたが、その方法としての1社完済やプチおまとめもなかなか難しいという人もいるかも知れません。
しかし諦めないでください。どうにもならないことは世の中にはないので、あらゆる手段を講じれば道が開けるかも知れないのです。
借り換えローンを利用して返済の負担を減らす
借入件数を減らそうと思っても、返済の負担が大きすぎて1社完済もプチおまとめも無理な場合があります。そういう人は、おまとめローンを利用する前に借り換えローンを申し込んでみてはいかがでしょうか。
借り換えローンはおまとめローンとよく似ており、両者を混同している人も多いかも知れません。それではおまとめローンと借り換えローンではどう違うのでしょうか。
おまとめローンは既に説明した通り、複数ある借入先を一本化することです。それに対し借り換えローンは、今の借入先よりも低い金利の金融商品に乗り換えることを指します。つまり借り換えローンの対象になるのは1社のみというわけですね。
数社ある借入先のうちの1社を、借り換えローンにより金利を低くします。それで返済を楽にして1社完済を目指すかプチおまとめを利用し、借入先を減らすわけです。借入先が減ればおまとめローンの審査にも合格するかも知れません。

おまとめローンにも借りやすくするコツがあるんだね!ためになるなぁ。

もう一つ、審査に通りやすい業者を選ぶという選択肢もあるのよ!
中小の消費者金融に申し込む
おまとめローンを金融商品にしている業者として、消費者金融と銀行があります。
しかしおまとめローンは普通のカードローンに比べて、審査が厳しくなっているのです。特に銀行の審査は厳しいと言えるでしょう。
それでは消費者金融の審査が厳しくないのかと言えばそんなことはありません。普通のカードローンでは審査のハードルが低いと言われる消費者金融でも、おまとめローンに関しては審査が厳しいのが現状です。
しかし今まで話した消費者金融は大手業者です。消費者金融は大手だけではなく、中小業者もあります。
中小の消費者金融の場合、おまとめローンでも大手ほど審査は厳しくありません。その理由として中小業者は大手業者で融資を断られた客をターゲットにしているからです。
中小業者の中には大手業者と変わらないほどの金融サービスを売り物にしている場合があります。中小業者はテレビCMなどを流していないため、経費が掛からないので金利や限度額が大手とさほど変わらない業者もあるわけです。
ただ、中小業者によっては面談がある場合もあります。誰にも会わずにおまとめローンの審査を受ける、というのは中小の消費者金融では難しいようです。
多数の業者から借金している人が、おまとめローンの審査を受ける際の注意点
多数の業者から借金している人がおまとめローンの審査を受けるのには高いハードルがあります。それだけに気を付けなければならない点もあるでしょう。
そんな注意点を挙げてみます。
おまとめローンが総量規制の例外とはならない場合もある
キャッシングをする場合には、総量規制を受けることがあります。総量規制とは、年収の3分の1以上は借り入れできない制度のことです。
銀行は総量規制対象外です。しかし消費者金融は総量規制の対象となっているので、おまとめローンでも注意しなければなりません。なぜなら多数の業者から借り入れしている人は、それだけ借金も高額だからです。
ところが、おまとめローンは総量規制の例外となっています。したがって消費者金融でおまとめローンを利用した場合、総量規制は受けません。
とはいえ、それでも注意点はあります。おまとめローンが総量規制の例外となるのは、
今までの借金よりも金利が低くなった場合です。つまり利用者の一方的な利益にならない限り、総量規制の例外とはならないわけですね。
即ち、おまとめローンの金利がそれまでの借金の金利を上回ってしまえば、総量規制の対象となります。たとえば審査のハードルが低い中小の消費者金融のおまとめローンを利用しようと思っても、金利が今までの借金よりも高くなれば総量規制を受けてしまうわけです。
中小の消費者金融だけではありませんが、審査のハードルのみならずそのあたりの事前調査もしっかりと行いましょう。
中小消費者金融でのおまとめローンは行わない方が良い
いわゆる全国展開を行っていなく、素性の怪しい中小消費者金融のおまとめローン利用は非常に危険です。
どうしても借り入れしなければならない事情がある場合は悪質業者の検索はこちらから出来るのと合わせて、無料相談窓口へ電話で確認してみると良いでしょう。
闇金融には絶対に手を出さない
多数の業者から借金し、どのおまとめローンの審査にも落ちた場合、やむなく闇金融に手を出す人がいます。しかし絶対にやめてください。
闇金融は法外な金利を取るため、生活が破壊されます。しかもおまとめローンの詐欺を行っている闇金業者も存在します。
また中小の消費者金融だと思って申し込めば、実は貸金業としての登録をしていない場合もあります。中小でもきちんと登録されている業者かどうか調べておきましょう。
多数の業者から借金をしている人が、おまとめローンの審査に通りにくいのは事実です。だからといって諦めてしまうのは早計で、あらゆる手段を考えてみましょう。
そのためにも、事前の調査が重要です。そして、おまとめローンを利用するために、せめて借入先を3社以内に収める努力をしてください。

おまとめローン詐欺もあるんだね!このサイトで正しい知識を身につけて、気をつけないとなぁ。

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