大阪信用金庫のおまとめローン全種類を解説!メリット、デメリットも
複数の借金を一本化するのに効果的なのが、おまとめローンです。
近年このおまとめローンは、様々な金融機関で提供されています。
一般的には銀行や消費者金融をイメージするかもしれませんが、実は信用金庫でも提供しているのです。
ここではその中の1つである、大阪信用金庫のおまとめローンについて紹介していきましょう。
実は幾つかのローンがあるので、1つずつ確認していきます。
目次
大阪信用金庫のおまとめで利用できるローンは6つ
大阪信用金庫が提供するおまとめローンは、全部で6つあります。
だいしんフリーローン1000、DOフリーローン、だいしんきゃっしゅる900、だいしんJローン、おまとめ多目的、おまとめONE’S LOANの6つです。
それぞれにどういった特徴があるのか、またどんな違いがあるのかを確認していきましょう。
だいしんフリーローン1000
だいしんフリーローン1000は、多目的ローンです。
金利が8段階あり、3.0%・4.5%・6.0%・7.5%・9.0%・10.5%・12.0%・14.0%で利用できます。
金利は審査によって決定される形です。
年齢条件は20歳以上で完済時に76歳未満の人になります。
また大阪信用金庫の営業区域内に在住、または勤務している人が条件です。
借入額は10万円~1000万円となります。
使用目的は事業制資金以外という表記なので、おまとめローンとは記載されていません。
ただ額が大きいのでおまとめローンとして利用可能です。
DOフリーローン
DOフリーローンは大阪信用金庫のフリーローンです。
多目的に利用できるローンですが、おまとめローンという表記はありません。
融資額は10万円以上1000万円以下ですが、web完結の申込をした場合は10万円以上300万円以下と限定されるので注意してください。
金利は3.00~12.50%です。
条件としては年齢が20歳~完済時の年齢が76歳未満の人で、大阪信用金庫の営業区域にお住まい、またはお勤めの人が対象です。
だいしんきゃっしゅる900
だいしんきゃっしゅる900は、大阪信用金庫が提供するカードローンの1つです。
融資額が50万円~900万円となっていて、大口の融資にも対応可能となっていますので、おまとめローンとしても利用できます。
ただし公式でおまとめローンに使えるとは明記していません。
事業性の資金は除くとあるだけですので、注意が必要です。
金利は固定金利で3.00%~14.60%となっていて、銀行系カードローンの平均的な数値でしょう。
年齢条件は20歳~65歳未満で、大阪信用金庫の営業区域内に在住もしくは、勤務している人のみが対象です。
パートやアルバイト、専業主婦の人でもOKですが、年金受給者は利用できません。
だいしんJローン
だいしんJローンもおまとめローンとして利用できます。
ですが大阪信用金庫からの、ローンのみ借り換えができません。
年齢条件は20歳以上で63歳未満、大阪信用金庫の営業区域に在住、もしくは勤務している人のみが対象です。
また年収200万円以上の安定継続した収入がないといけません。
融資金額は50万円~500万円以下となっています。
金利は固定3.9%のみです。
金利的にかなり有利なローンですので、その分年収条件が厳しく設定されています。
おまとめ500多目的
おまとめ500多目的も借り換えに利用できます。
ただし支払い先となる金融機関への振込が必須なのが違いです。
申し込み年齢は20歳以上で、最終返済年齢が81歳未満です。
専業主婦や年金受給者でも申し込みできます。
他にもパートやアルバイト、個人事業主も対象です。
10万円以上500万円以下で、金利は5.00%・8.15%・12.10%の3つが用意されています。
ただ対象となるのは大阪信用金庫の営業区域内に在住か、勤務をしている人に限られます。
おまとめONE’S LOAN
おまとめONE’S LOANは大阪信用金庫の中では、有名なローンです。
他金融機関や信販会社からの借り換えを中心に、他の目的でも利用できるのが特徴でしょう。
金利は9.8%・11.8%・13.8%の3つからなります。
融資金額は10万円以上、500万円以下です。
年齢条件としては20歳以上69歳以下で、最終返済の年齢が75歳以下と決まっています。
パートやアルバイトでも申し込みができますが、専業主婦や年金受給所得者は不可です。
また大阪信用金庫の営業区域内に居住、もしくは勤務する人が対象となっています。
だいしんフリーローン1000の特徴
ではだいしんフリーローン1000の特徴から確認していきます。
フリーローンの中では、最大で1000万円まで借りられる融資額の大きさが魅力です。
さらに1万円単位で借りられるので、本当に必要な分だけを融資して貰えます。
申し込みはインターネットとFAXになっているので、お手持ちのスマホやタブレット、パソコンから利用した方がいいでしょう。
だいしんフリーローン1000のメリット
だいしんフリーローン1000のメリットとしては、融資期間が最長で10年あるという点です。
正確には6ヶ月~10年となっていて、1ヶ月単位で指定できます。
金利も3.0%・4.5%・6.0%・7.5%・9.0%・10.5%・12.0%・14.0%となっていますので、比較的に低い数字での利用も難しくありません。
ある程度纏まった額の借入もできるのも、大きなメリットです。
だいしんフリーローン1000のデメリット
反対にだいしんフリーローン1000のデメリットも確認します。
1つは信用金庫ということもあり、利用できる人が地域的に限定されてしまう点でしょう。
大阪信用金庫の営業区域ですが、大阪府全域と隣接する兵庫県の尼崎市と伊丹市、和歌山県の紀の川市の一部、岩出市となります。
つまりその名の通り、大阪府に住んでいる人向けのローンとなります。
DOフリーローンの特徴
DOフリーローンの特徴は、多目的に利用できる点です。
公式におまとめローンとして利用できるとの記載はありませんが、様々な目的で利用できるとあります。
またフリーローンでありながら、1000万円と融資額が大きいのも特徴でしょう。
DOフリーローンのメリット
DOフリーローンのメリットも考えておきます。
最大のメリットになるのがweb完結に対応している点です。
今回お伝えしている6つのおまとめローンの中で、唯一web完結が利用できます。
他のローンでもインターネットから申し込みができますが、契約まで完結できるのはDOフリーローンのみです。
ちなみに来店しての申し込みもできるので、ローン相談などをしたい人はそちらがおすすめになります。
また金利も3.00~12.50%と比較的に低めの設定です。
DOフリーローンのデメリット
次にDOフリーローンのデメリットも確認します。
最も大きなデメリットとしては、先程あげたweb完結です。
通常の申し込みであれば10万円以上1000万円以下で、1万円単位の借入ができます。
ただweb完結の場合は10万円以上で300万円以下となります。
1万円単位での融資は変わりませんが、上限額が制限されるのです。
そのため大型の資金申込をしたい場合は、考慮した方がいいでしょう。
だいしんきゃっしゅる900の特徴
だいしんきゃっしゅる900の特徴を確認しておきます。
カードローンとしては、破格とも言える最高900万円の借入額が最大の特徴でしょう。
パートやアルバイトの人でも申込ができ、さらには専業主婦でも大丈夫です。
おまとめローンとしての表記はありませんが、借入額が大きいため利用可能でしょう。
だいしんきゃっしゅる900のメリット
だいしんきゃっしゅる900のメリットも確認します。
カードローンとしては珍しく、専業主婦の人でも利用可能な点が大きなメリットになります。
ただし専業主婦の場合、配偶者が69歳以下であり、安定した収入があるのが条件です。
配偶者が年金受給のみ、パートやアルバイトは不可となっています。
つまり正社員、派遣社員、契約社員のいずれかである必要があるでしょう。
ただ本人が申込をする時は、パートやアルバイトでも大丈夫です。
だいしんきゃっしゅる900のデメリット
だいしんきゃっしゅる900のデメリットとしては、年金受給者が利用できない点です。
年齢条件が65歳未満となっているのもそのためでしょう。
また専業主婦の人は申込できますが、借入限度額が50万円と制限がついてしまうのもネックです。
他にも借入の枠は大きいのですが、金利が3.00%~14.60%と標準的な数字であるのも気になる点でしょう。
だいしんJローンの特徴
だいしんJローンの特徴も検証しましょう。
無担保で最高500万円までの借入ができる、ローン商品となります。
融資期間が6ヶ月以上、7年以内と若干短いのが気になる点です。
だいしんJローンのメリット
だいしんJローンのメリットは、なんと言っても金利が低い点です。
固定金利で年利3.9%となっています。
最小額となる50万円を借りても、年利3.9%となっているので小額を利用したい人にとってはおすすめのローンです。
一般的に3.9%と言えば、下限金利に近い数字となっています。
他の銀行系ローンであれば、最大額まで融資を受けないと設定されない金利です。
そのためかなりお得なローンだと言えるでしょう。
だいしんJローンのデメリット
反対にだいしんJローンのデメリットも考えておきます。
デメリットとしては金利が低いだけに、申込み条件が他ローンよりも厳しくなっている点です。
年収200万円以上で、安定継続した収入があることが条件になります。
パートやアルバイト、年金収入のみの人は条件を満たしません。
また前段でも紹介しましたが、融資期間が7年と若干短めになっているので、無理をしない範囲で借りるのがポイントです。
おまとめ500多目的の特徴
おまとめ500多目的の特徴も確認しておきます。
他金融機関の借り換え目的にも利用できると、公式で明記されているローン商品です。
比較的に幅広い人を申込対象としていて、インターネットからの申込にも対応しています。
おまとめ500多目的のメリット
おまとめ500多目的のメリットも確認しておきましょう。
メリットとしては専業主婦やパート、アルバイト、年金受給者に個人事業主まで対象としている点です。
また金利が5.00%・8.15%・12.10%と比較的に低い設定なのもポイントになるでしょう。
おまとめローンで借金を一本化した時に、金利が低いほど利息がつきにくくなります。
その分ゆとりを持った返済が可能となるのがメリットです。
おまとめ500多目的のデメリット
おまとめ500多目的のデメリットには、どんなものがあるのかを見ておきます。
代表的なのがインターネットからの申込が、少し分かりづらい点でしょう。
大阪信用金庫のウェブサイトから申込をするのではなく、保証会社のウェブサイトで行います。
その時に金融機関取引希望支店という項目を、選択し忘れてしまう人が多いようです。
この点には十分に注意してください。
おまとめONE’S LOANの特徴
最後におまとめONE’S LOANの特徴を確認します。
こちらも公式におまとめローンとして表記があるものです。
金利としては9.8%・11.8%・13.8%となっているので、比較的にお得なおまとめローンになります。
ただ最大融資金額が500万円までなので、それ以上の額をまとめたい人には向きません。
おまとめONE’S LOANのメリット
おまとめONE’S LOANのメリットを見ておきます。
大きなメリットはパートやアルバイトの人でも利用できるという点でしょう。
ただし専業主婦や年金収入のみの人は不可となっています。
もう1つのメリットとしては、おまとめローンの割には年齢条件の上限が高い設定である点です。
69歳未満であり、最終返済時の年齢が75歳以下となっています。
そのため高齢者でも比較的にゆとりのある返済ができるでしょう。
おまとめONE’S LOANのデメリット
おまとめONE’S LOANのデメリットも確認します。
最大のデメリットとしては、ここで挙げた6つの中で唯一インターネット経由で申し込みできない点です。
店頭もしくはFAXでしか申し込みができません。
そのため若い世代の人にとっては、使い難いと言えるでしょう。
ただおまとめローンとして利用する場合、他金融機関の取引額を考慮して返済計画を立てる必要があります。
店頭で申込をする場合、担当スタッフにローン相談ができるので、その点は良し悪しであるかもしれません。
まとめ
大阪信用金庫が提供するおまとめローンについてでした。
おまとめローンは信用金庫でも提供しています。
比較的に金利が低く、融資額も大きいのが特徴でしょう。
大阪信用金庫では6つのローンで、他金融機関からの借入を一本化できます。
ただし公式でおまとめローンとしての表記があるのは、2つのみとなっています。
他の商品はおまとめローンとしても代用できる形です。
特に金利の低さで考えるのなら、だいしんJローンが良いでしょう。
年収が200万円以上という条件がつきますが、年利3.9%という低さで融資を受けられます。
特に100万円以下でおまとめローンを利用したい人にとっては、かなりお得なプランになるはずです。